この観光プランのおすすめポイント
1993年に世界遺産に登録された屋久島は、樹齢7200年といわれる縄文杉やガジュマルなど、多種多様な植物が生い茂る生態系豊かな島で、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれています。
九州最高峰の宮之浦岳(1,935m)をはじめ1,000m級の山々がそびえる「山の島」で、この地形がつくりだす気候には、実に亜熱帯から亜寒帯までが含まれ、九州から北海道の気候が一つの島で見られるといわれています。
人気の観光スポットは、縄文杉と「もののけ姫の森」が広がる白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)ですが、縄文杉は歩いて約8時間の行程、白谷雲水峡は約4時間の行程のトレッキングでアップダウンもあるため、それなりの体力と準備が必要です。
また、現地ガイドツアーに参加する方も多いです。
もっとゆったり屋久島の魅力を楽しみたい方は、クルマで島を一周する観光プランがいいでしょう。
屋久島環境文化村センターは宮之浦港入口にあり、屋久島の自然や文化に関する総合的な情報の提供・案内・交流を行っています。
大型映像ホールでは、14メートル×20メートルの大型スクリーンと70ミリフィルムの迫力ある映像で、屋久島の自然をダイナミックに紹介。展示ホールでは模型やパネルなどで屋久島の海から里、森、山頂へ順を追って分かりやすく紹介しています。
そのほか地図やビデオ、パソコンなどで屋久島の自然や気象、人の暮らしなどの情報を提供しています。
屋久島の代表的なお土産がほぼすべて揃う物産館、宮之浦港を望む前面ガラスの喫茶コーナーもあります。
※「本物。の旅かごしま」から引用。
永田いなか浜は、白い砂浜が1kmも続く屋久島内で最も大きな砂浜です。
アカウミガメの上陸地としても知られ、5月~7月にかけて産卵に訪れるアカウミガメの数は北半球で最も多く、5月中旬から7月末までウミガメの産卵を見学できる観察会が行われます。
2005年にはラムサール条約登録地となりました。
島の西側、栗生・永田集落を結ぶ海岸沿いの道路、通称「西部林道」は、約20キロにわたって人家のない道のりが続く林道です。
そのうち瀬切大橋から屋久島灯台入口の手前約1キロのところまで、約15キロは島で唯一、海岸までのすべての森が世界遺産の登録地に指定されています。
狭い林道をレンタカーでゆっくり進みましょう。
この地域は野生のヤクザルやシカが生活しているため、路上でくつろぐ姿も見られます。
九州一の高さを誇る88メートルの断崖から、豪快な水しぶきをあげて滑り落ちる様はダイナミックで、その水量に圧倒されるようです。
滝壺の真下まで歩いて行けるので、水しぶきは浴びるものの、ぜひ近づいてみては。
夏場は天然の涼をとるのに絶好の場所となっています。
近くに名水100選にも選ばれている「大川湧水」も湧き出しています。
木々に囲まれた岩の間から間断なく湧き出るこの清水は、飲めば健康にいいと古くから言われています。
※「本物。の旅かごしま」から引用。
園内には野生種、園芸種あわせて約1,600~2,000種の熱帯植物や南国の果実が、所狭しと生い茂っていて、フルーツや花の甘い香りが園内いっぱいに漂っています。
バナナ、マンゴー、パパイヤ、グアバなどの南国のフルーツが実際に実っている姿を見ることができ、南国のトロピカルな雰囲気を満喫できます。
休憩所の「果実庵」ではバナナ、マンゴ、パイナップルなど、もぎたてのトロピカルフルーツやジャムの試食ができます。
紀元杉はヤクスギランドより車で15分、標高約1,200メートルの安房林道沿いにあり、屋久島で唯一、車窓から見ることができる屋久杉です。樹高19.5メートル、胸高周囲8.1メートル、推定樹齢3,000年といわれています。木の先端は枯れていますが、斜面の下側から見ると樹勢を感じさせます。ヒノキ、ヤマグルマ、アセビ、ヤクシマシャクナゲ、ナナカマドなど約12種類の着生樹があり、樹上に育っているとは思えないほどの大きさに育っています。最も大勢の人が訪れる、屋久島でも代表的な屋久杉です。森閑とした空気の中の老大木のたたずまいは、見る者を圧倒するような厳粛さがあります。
※「本物。の旅かごしま」から引用。
ヤクスギランドは、標高1,000mの屋久島自然休養林に広がる自然散策コース。
樹齢1,000年を越える荘厳な屋久杉が立ち並び、多種多様な苔たちが生息する神秘的な森です。
森を駆け抜ける清らかな小川のせせらぎと原始の森を覆う豊かな苔、四季を通じてさまざまな表情を見せてくれる植物の数々が見られます。
縄文杉までのトレッキングコースや白谷雲水峡の散策コースは数時間の行程で、まる1日かかりますが、ヤクスギランドは散策気分で歩く30分コースからハイキング感覚で歩ける150分コースまで、気軽に散策を楽しめます。
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