この観光プランのおすすめポイント
エドヒガン系の紅枝垂桜(ベニシダレザクラ)で、大正11年10月12日、根尾谷の淡墨ザクラ・山高神代ザクラなどとともに国の天然記念物の指定を受けた名木です。
樹齢は1,000年以上といわれ、樹高は13.5m、根回りが11.3mの巨木で、近くから見た姿は圧巻です。
開花期には四方に伸びた枝から、薄紅色の小さな花を無数に咲かせ、その様はまさに流れ落ちる滝のように見えることから「滝桜」と呼ばれるようになったとも言われています。
喜多方駅から約3kmにわたって続く日中線記念自転車歩行者道は、4月下旬からゴールデンウィークにかけて約1,000本のシダレザクラが淡いピンク色に染まります。
途中、当時運行されていたSLが展示されていて、廃線跡であることがわかります。
芦ノ牧温泉の大川荘は、純和風造りの旅館で、総部屋数は110。すべてのお部屋が阿賀川の渓谷に面しています。
月見亭のスタンダードな和室(10〜12畳)から宵待亭の特別室(12.5畳+和室8畳)まで、上質な和室空間のお部屋が用意されています。
おすすめは宵待亭(12〜14.5畳)(写真)。和の中に現代建築のエッセンスを取り入れた堀りこたつ付のお部屋です。
大川荘のお風呂は、豊富な湯量を誇る温泉ならではの贅沢なつくり。
自慢の露天風呂「四季舞台たな田」は、棚田風に「だんだん」に配置した湯船から阿賀川渓谷の大パノラマが楽しめます。
男性用、女性用共に3つある湯船には、それぞれ別々に源泉かけ流しの温泉が注がれ、湯守りによる温度管理がされています。
清水の舞台を模して造られた「空中露天風呂」は大川の渓谷に向かってせり出す形になっていて、その景観は抜群です。
また、岩塩を用いた「ピンクソルトサウナ」や女性用の「麦飯石寝ころびサウナ」もあります。
夕食は、その日に仕入れた会津の旬の食材をふんだんに使用した和食会席スタイル。
食事は、「KAWADOKO」「大宴会場(和食ダイニング)」「小宴会場」、ビュッフェ&レストラン「かわもの厨」でいただきます。
「美味求真KAWADOKO」は、半個室のお食事処。木の温かさとやわらかな光の中、プライベート感たっぷりの「大人の癒やしと空間」です。
大川荘には、SNSで話題になった「浮き舞台」があります。
ロビー階に吹き抜けになった広い空間が広がり、地下1階が見下ろせるホールがあります。
その階下へ降りる階段の踊り場には「浮き舞台」と呼ばれるステージがあり、毎日夕暮れどきに三味線の演奏が行われます。
この吹き抜けホールの雰囲気が、あの「鬼滅の刃」に出てくる「無限城」に似ていると、鬼滅ファンの間で話題になりました。
大川荘のホームページはこちら
鶴ヶ城は、大河ドラマ「八重の桜」でも描かれたように、戊辰戦争では約1ヶ月に及ぶ激しい攻防戦に耐えた名城として、その名を天下に知らしめました。
1384年、葦名直盛が小田木(現在の会津若松市小田垣)に館を築いたのが鶴ヶ城のはじまりと伝えられ、昭和59年には築城600年が祝われました。
鶴ヶ城には約1,000本の桜があり、毎年4月中旬~5月上旬が見頃です。
ソメイヨシノを中心にさまざまな種類の桜が植えられており、少しずつ時期をずらして咲く桜を長く観賞できます。
福島市の郊外にある花見山公園は、春になると梅・ハナモモ・桜・レンギョウ・ボケ・モクレンなどの花々が山いっぱいに咲き誇り、山全体がピンク色に染まります。
この美しい風景を写真家の故・秋山庄太郎氏は「福島に桃源郷あり」と絶賛し、毎年通い続けたとか。
花木の生産農家の方が、無料で開放し公開している個人所有の公園で、多くの市民や観光客に親しまれています。
見頃は4月上旬から下旬。まだ遠くの山に雪が残る東北の美しい春。ぜひ足を運びたいものです。
花見山公園の詳しい情報はこちら