北野異人館界隈を散策

kitanoijinkan_kazamidorinoyakata2海を見下ろす高台で、神戸の異国情緒に浸る

三宮から山側へゆるやかな坂道を登りつめると、北野異人館の落ち着いた佇まいが迎えてくれます。

かつて、故国を離れた外国人たちが、海の見える高台に邸宅を構え、故郷に想いをはせたことから誕生した街です。
トンガリ屋根に風見鶏がチョコンと乗った北野のシンボル「風見鶏の館」、アンティークな家具や置物、豪華な陶磁器が素敵な「うろこの館」など、神戸の異国情緒をたずねて、ぶらりと散歩しましょう。

kitanoijinkan_urokonoieうろこの館

うろこの館は神戸で最初に公開された異人館で、外壁の天然スレート石の形状が魚のうろこに見えることからこの名で親しまれています。
国登録有形文化財、兵庫住宅百選の一つとなっています。
館内のインテリアは昔のまま。アンティークな家具や置物の逸品のほか、ロイヤル・コペンハーゲンなど欧州の王室が愛用していた豪華な陶磁器が飾ってあります。
西隣には美術館からは、神戸市街が一望できます。
北野異人館のホームページはこちら

神戸市中央区北野町2-20-4
営業時間 (冬期)9:00~17:00(夏期)9:00~18:00
定休日 年中無休
入館料 大人1,000円 子供(小学生以下)300円
tel 078(242)6530

OLYMPUS DIGITAL CAMERA風見鶏の館

明治42年(1910)、ドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏が自邸として建てた建物です。
北野・山本地区に現存する異人館の中でレンガの外壁の建物としては唯一のもので、その色鮮やかなレンガの外壁と尖塔の風見鶏は北野異人館のシンボルとして欠かせない存在になっています。
国指定重要文化財でもあります。

神戸市中央区北野町3丁目13−3
営業時間 9:00~18:00
定休日 6、2月の第1火曜日 (定休日が祝日の場合、翌日休)
入館料 大人500円 高校生以下 無料
tel 078(242)3223

kitanoijinkan_moeginoyakata萌黄(もえぎ)の館

明治36年(1903年)アメリカ総領事ハンターシャープ氏の邸宅として建築された洋館です。
2つの異なった形のベイ・ウインドー(張り出し窓)を始め、アラベスク風模様が施された階段、重厚なマントルピースなど、贅沢な意匠が随所に見られます。
昭和55年(1980年)に国の重要文化財に指定され、長らく“白い異人館”と呼ばれていましたが、62年(1987年)からの修理で建築当時の淡いグリーンの外壁に復元されて、この名が名付けられました。

神戸市中央区北野町3-10-11
営業時間 (4~11月) 9:00~18:00 (12~3月) 9:00~17:00
定休日 年中無休
入館料 大人 350円 高校生以下 無料
tel 078(222)3310

kitanoijinkan_rainnoyakataラインの館

大正初期の建築で、木造2階建下見板張りオイルペンキ塗りで、開放されたベランダ、ベイ・ウィンドー、軒蛇腹、よろい戸など、明治時代のいわゆる異人館の様式をそのまま受け継いでいる建物です。
「ラインの館」という名称は市民の愛称募集で入選した名前ですが、「この館の下見板の横線(ライン)が美しいから」という由来から名称が決定しました。

神戸市中央区北野町2-10-24
営業時間 9:00~18:00
定休日 6、2月の第3木曜日
入館料 無料
tel 078(222)3403

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