この観光プランのおすすめポイント

観光列車「海里(かいり)」は、新潟~酒田間を運行するレストラン・トレインです。
「海里」という名前は、新潟県や庄内地方の豊かな「海」や「里」の美味しいものや景色を楽しんでもらえるようにということから名づけられました。
列車のコンセプトは「新潟の食」「庄内の食」「日本海の景観」で、その魅力を伝えるための”こだわりのサービス”が提供されます。
海里は4両編成で、4号車のダイニング車は食事がセットになった、びゅう旅行商品として販売されています。
新潟発の料理メニューは、100年以上続く歴史と格式ある3つの料亭が調理した手の込んだ新潟ならではの”日本料理”。
酒田発は、鶴岡のイタリアンの名店「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフが監修し同店のシェフが調理した”奥田イタリアン”が提供されます。
食事をお弁当などで済ませる場合は、1号車・2号車のきっぷ(乗車券のほかに指定席券)を購入しましょう。1号車はリクライニングシート、2号車はコンパートメントシートになっていて、食事なしで利用できます。
観光列車「海里」の詳しい情報はこちら

酒田の本間家は江戸時代3000町歩の田地を所有し、多くの小作人を雇っていました。
庶民の間では「本間様には及びはせぬが、せめてなりたや殿様に」と歌われたほどの財を成したといわれています。
その本間家が藩主酒井家のために、幕府巡見使(将軍の代替りごとに特派された役人)用宿舎として建てた家屋が、本間家旧本邸として公開されています。
幕府巡見使が使ったあと、この建物はずっと本間家の人々が代々住んでいたのですが、案内の女性がその暮らしぶりや本間家が酒田に貢献したスケールの大きな話など、興味深い話をしてくれます。
本間家旧本邸のホームページはこちら
山居(さんきょ)倉庫は、明治時代に北前船に積み込む庄内米の積出港として栄えた酒田の歴史を今に伝える施設です。
明治26年に米の保管倉庫として建てられ、二重屋根にするなど風通しを良くする工夫を施した低温倉庫として、現在も使われています。
敷地内には酒田市観光物産館「酒田夢の倶楽」や庄内米歴史資料館、農産物直売所があり、観光客で賑わっています。
また、倉庫の裏側にあるケヤキ並木は、季節ごとにその美しい佇まいが変化し、絶好の撮影スポットになっています。

SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(ショウナイホテル スイデンテラス)は、建築家・坂茂氏が設計、2018年夏に庄内の鶴岡市にオープンしたホテルです。
庄内平野は日本屈指の米どころ。日本の原風景とも言える水田風景に溶け込んだ姿が美しいと評判のホテルです。
建物は木造2階建の温もりあるつくりで、宿泊者はそこで自然体で過ごすことをコンセプトとしています。
月山(GASSAN)、羽黒山(HAGUROSAN)、湯殿山(YUDONOSAN)の出羽三山の名称を冠する3つの棟には全143部屋が配置され、シンプルな美しさを追求した、木造ならではの温もりのあるお部屋となっています。
各部屋の窓からは庄内平野の原風景や中庭など、趣ある景色を望むことができます。
海・山・川・平野、自然の恵みに満たされた食の都 山形庄内。
FARMER’S DINING IRODORI では、地産地消にこだわった旬を味わう膳「庄内しぜん定食」をはじめ、お米や野菜、庄内浜の地魚など、素朴で美味しい料理が提供されます。
地下1,200mから汲み上げた天然温泉(泉質:ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉)の大浴場は源泉掛け流しです。
また、ホテルのすぐ傍には子供向けの「KIDS DOME SORAI(キッズドームソライ)」という施設があります。
滞在中、子供たちは「アソブ」「ツクル」の2つのエリアで楽しむことができます。
「アソブ」エリアは、ワイルドな斜面空間を登ったり、転がったり、高さ6mの巨大ネットジャングルで遊んだりできます。低年齢の子供も遊べる隠れ家ゾーンもあります。
「ツクル」エリアでは、素材と道具を選んで、その日の気分で世界に1つしかない自分だけの遊び道具がつくれます。
SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSEのホームページはこちら

クラゲドリーム館(加茂市立水族館)は、クラゲの展示種類(50種類以上)世界一の水族館です。
地方の小さな水族館が直面した閉館の危機を救ったのが、クラゲの赤ちゃん。
寿命が短く繁殖が難しいクラゲを根気強く増やして展示すると、ふわりと水の中を浮遊するクラゲに癒されると人気を呼び、お客さんが増えていきました。
今では、色とりどりの様々なクラゲが漂う姿をじっくり観察することができます。
直径5m、水量40tの円形型の水槽「クラゲドリームシアター」では、約4,000匹のミズクラゲが漂う幻想的な世界が広がります。
また、ゴム手袋を借りてクラゲを触れるクラゲの体験コーナーやスリル満点のウミネコの餌付け体験もできます。
クラゲドリーム館のホームページはこちら

鶴岡市の庄内藩校 致道館は、庄内藩の士風の刷新と優れた人材の育成を目的に、江戸時代に酒井忠徳が創設した藩校です。
自主性を重んじた教育方針で、「人はうまれつき得手・不得手があるものだから、一人ひとりの優れている面を伸ばすようにしなさい」という荻生徂徠者がとなえた徂徠学(そらいがく)を教学としました。
現在は、表御門、聖廟、講堂、御入間などが残り、当時の様子を知ることができます。

随神門(ずいしんもん)を抜けると静寂の中に杉木立が広がり、清々しい気分で五重塔まで行くことができます。
せせらぎの祓川を越えると左手に国宝の羽黒山五重塔が見えてきます。平安期平将門の建立とされていますが、現在の塔は約600年前に再建されたものだそうです。
杉木立の中にすっと立つ優美な姿には、思わずため息が出ます。緑の木々に囲まれた佇まいも美しいですが、雪が降り積もった姿も機会があればぜひ見てみたいものです。
近くには樹齢1,000年の巨杉爺杉があります。

新潟駅にある「ぽんしゅ館」は”越後・魚沼のドラマを食で語る”をコンセプトにした、新潟の豊かな自然や食文化を発信するテーマ型レストラン・ショップです。
新潟県内にある全蔵の酒を気軽に試飲できる「きき酒番所」のほか、呑み処や食事処、新潟の様々なお土産が買えるお店があります。
きき酒は、受付で500円払い、お猪口とメダル5枚をもらってズラリと並んだ唎き酒マシーンから好きな地酒が試飲できるというもの。
気に入ったお酒は併設の酒販コーナーで買うことができます。
越後魚沼商店は、日本の伝統調味料、味噌、塩、醤油など、越後の食材・風土から生まれた新潟ならではのお土産を販売しています。
爆弾おにぎり家では、魚沼産コシヒカリを使った贅沢な大きいおにぎり、おかずにピッタリな惣菜を買うことができます。
ぽんしゅ館のホームページはこちら

新潟のお寿司屋さんでは、聞いたことがない魚の名前が「今日のおすすめ」に張り出されています。
南蛮エビ、ノドグロ、ヤナギガレイなどは比較的ポピュラーですが、つづのめ、ゲンギョ、ドロエビ、ふなべた等となると???
これらは日本海近海で獲れる地魚で、新潟には多くの地魚が水揚げされます。
季節ごとに旬のネタを揃えていますので、新潟のお寿司屋さんに行ったら、まずは地魚を味わってみましょう。
新潟は、観光客相手の店が多い金沢よりも比較的リーズナブルな料金設定で、日本酒文化ですからお酒のアテになるような一品メニューも豊富。
豊かな海が育んだ新鮮な魚と新潟が誇るお米を使った銀シャリのコラボは最高です!
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