伊達正宗の菩提寺「瑞巌寺」
伊達家の菩提寺である瑞巌寺は、伊達政宗が桃山様式の粋を尽くし、5年の歳月をかけて完成させた奥州随一の禅寺です。
諸国から名工130人を集めたほか、建材も熊野山中から取り寄せるなど、建築には正宗が心血を注いだことが伝わっています。
特に唐戸や欄間、あるいは襖や床の間の豪華な絵画は日本の自然美を代表する人工美の極致とされています。
本堂と庫裏は国宝、御成門、太鼓塀、中門は国重要文化財に指定されていますが、現在、本堂・中門・御成門は平成28年3月までの大修理で非公開となっています。
寺に入らない場合も、厳かな雰囲気の杉並木の参道を寺の入口まで進んでみましょう。途中に東日本大震災の際に高波が押し寄せた地点があります。
宮城県宮城郡松島町松島字町内91
拝観時間 8:00~17:00(冬期は~15:30)
拝観料 大人700円 小人400円
tel 022(354)2023