石見銀山
採掘から精錬まですべて手作業で行われていた石見銀山。当時のノミの跡を実際に見ることが出来る坑道跡(=間歩まぶ)の他、製錬工房跡や住居跡などが多数残っています。
龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)は石見銀山遺跡の中で唯一、常時公開されている間歩です。
石見銀山には大小合わせて600以上の間歩があり、龍源寺間歩はその中でも代官所の直営だった大坑道のひとつでした。ひんやりした坑道は大久保間歩の次に長く、全長は約600mあります。
すべてが手作業で掘られた間歩の壁面には、ノミで掘っていた跡や排水のために垂直に100mも掘られた竪坑が今でも残っており、当時の坑内の様子を知ることができます。