この観光プランのおすすめポイント
彦根城築城は、将軍徳川家康公の命により佐和山城を一掃するため、慶長9年(1604)より着工されました。
当初は湖畔の磯山を予定していたといわれていますが、直継の代になって現在の彦根山に決定し、20年の歳月をかけて築城されました。
天守をはじめ、重要文化財の各櫓、下屋敷の庭園である玄宮園、内堀・中堀などが当時の姿を留めています。全国的に見てもきわめて保存状態のよい城跡で、年間を通じて多くの人々が訪れます。
春になると彦根城を中心に約1,100本の桜が花開き、多くの花見客でにぎわいます。「桜まつり」の期間中はお堀沿いの桜のライトアップが開催されます。
びわこ大津の三井寺(みいでら)は、天台寺門宗の総本山。正式には園城寺(おんじょうじ)といいます。
平安時代から続く歴史ある名刹で、国宝の金堂は慶長四年(1599年)に豊臣秀吉の正室、北政所によって再建されたものです。
万葉の時代から桜の名所として親しまれてきた三井寺では、毎年桜の開花時期限定で「三井寺 春のライトアップ」が開催されます。
境内に咲き乱れる千本を越えるソメイヨシノや山桜、しだれ桜が鮮やかにライトアップされ、ことに参道沿いの桜並木は圧巻、幻想的な夜桜の世界が広がります。
開催時間 18:00~21:30(21:00受付終了)
料金 大人1,000円、小中高生500円
三井寺 春のライトアップの詳しい情報はこちら
琵琶湖疏水は明治期に建設された、大津から京都に水を供給する人工運河です。
びわ湖疎水船は、2018年に約70年ぶりに観光船として復活しました。現在、大津市の三井寺から京都東山の蹴上まで約7.8kmの区間を運航しています。
下りルートは大津(三井寺)から山科を経て蹴上までを約55分で結びます。大津から途中の山科まで(約25分)と山科から蹴上まで(約30分)の区間のみ乗船することも可能です。
大津から乗船すると、まず全長2,436mの第一トンネルの中を進みます。四ノ宮舟溜の面影を残す山科乗下船場を過ぎると、諸羽トンネル(520m)を抜け、安朱橋をくぐります。
この辺りは春には桜と菜の花のコラボレーションが見られる花の名所となります。
第二トンネル、第三トンネルを抜けると、レンガ造りの旧御所水道ポンプ室がある蹴上乗下船場に到着です。
各トンネルには明治期の著名な政治家が揮毫した扁額(へんがく)と呼ばれる石の額があり、当時の疎水づくりに込められた偉人の思いを感じることができます(ガイドが解説してくれます)。
春は2月から予約を受け付けますが、すぐに完売するので、予約日をチェックして準備しておく必要があります。
びわ湖疎水船のホームページはこちら
南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山です。
枯山水の庭園も見事ですが、桃山時代の小書院を移した小方丈(国宝)は、特に趣ある佇まいで心が落ち着きます。
大方丈と小方丈は、合わせて130面を越える狩野派の襖絵で飾られています。中でも小方丈の虎の間の襖に描かれた狩野探霊の「水呑みの虎」は傑作として有名です。
南禅寺の境内には琵琶湖疏水の水路橋(水路閣)があります。
疏水は琵琶湖から水を引くための水路として1890年につくられました。
今も京都の上水道の水源として利用されていて現役です。
赤煉瓦のアーチを思わせる水道橋は、南禅寺の名所のひとつとなっています。
南禅寺順正は、云わずと知れた湯どうふの名店です。
本店では、手入れの行き届いたお庭の景色を眺めながら美味しい湯豆腐がいただけます。
シンプルに湯豆腐を楽しみたい人には「ゆどうふコース」、湯豆腐だけじゃね、という人には「ゆどうふ会席」がおすすめです。
食後には、順正書院のあるお庭の散策など、京都ならではの贅沢な時間が過ごせます。
南禅寺順正のホームページはこちら