この観光プランのおすすめポイント
世界遺産仁和寺(にんなじ)は、別名「御室御所(おむろごしょ)」と呼ばれ、皇室と縁が深い格式高い寺院です。
広大な境内には国宝の「金堂」をはじめ、重要文化財の「五重塔」「御影堂」「観音堂」や、江戸時代の画家・尾形光琳の屋敷を移築したといわれる茶室「遼廓亭」や「飛濤亭」などがあります。
紅葉の名所としても有名で、金堂へ続く参道の紅葉は見事です。
白砂の上に大小15個の石が配された、龍安寺(りょうあんじ)の枯山水庭園は世界的に有名です。
虎が子供を連れているように見えることから「虎の子渡しの庭」とも呼ばれています。
1975年にイギリスのエリザベス女王が日本を公式訪問した際、龍安寺の石庭を見学して絶賛。
海外のマスコミに報道され、石庭の名はまたたく間に知れ渡り、「ロック・ガーデン」として世界的に有名な日本庭園となりました。
1994年に世界文化遺産に登録されています。
金閣寺(正式名称:鹿苑寺)は、室町幕府三代将軍の足利義満が西園寺公経から譲り受けた別荘を邸宅にしたのが始まりです。
漆塗りに金箔を張った金閣は、1950年に全焼しましたが、1955年にほぼ焼失前の状態に再建されました。
金閣を中心とした庭園・建築は極楽浄土をこの世に現したもので、義満の死後、遺言により禅寺となりました。
1994年12月、「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されました。
北山の麓の岩倉に位置する実相院では、秋になると、山水庭園や石庭に映える色鮮やかな紅葉を見ることができます。
特に、黒くピカピカに磨き上げられた床に紅葉が映る「床もみじ」は、思わず息をのむほどの美しさ。
時が止まったような静けさに包み込まれる見事な借景を堪能しましょう。
京都市左京区一乗寺にある詩仙堂(しせんどう)は、江戸時代の文人・石川丈山の晩年を過ごした山荘跡です。
現在は曹洞宗大本山永平寺の末寺丈山寺となっています。
京都市中にありながら、喧騒から離れた一乗寺界隈の山裾にある詩仙堂は、豊かな自然が残り、四季の移ろいを楽しみながら庭園をゆったりと散策することができます。
庭園には鹿おどしの音が響き、静寂の中に安らぎを感じられます。
詩仙堂は、四季折々の景色や日本ならではの風情が楽しめる場所として、過去には英国王室チャールズ皇太子と故ダイアナ妃が訪れたことでも有名です。
曼殊院(まんしゅいん)は、皇室一門が住職を務めた門跡寺院で、青蓮院、三千院、妙法院、毘沙門堂門跡と並んで、天台五門跡の1つです。
曼殊院の見どころは、大書院の前に広がる枯山水の庭園で、国の名勝にも指定されています。
お庭は、桂離宮とともに「古今和歌伝授 」の文学的精神を取り入れているといわれています。
敷き詰められた小石は水の流れを表現しており、その中に鶴島と亀島が配置され、落ち着いた佇まいが安らぎを感じさせてくれます。