この観光プランのおすすめポイント

石山寺は、「源氏物語」のはじまりの地として有名です。
紫式部はお仕えしていた中宮・彰子の要望を受け、新しい物語を作るために石山寺に七日間参籠していました。
その時、琵琶湖の湖面に映った十五夜の月を眺めて、須磨の「今宵は十五夜なりけり」の一節を書き出したことが、「源氏物語」の始まりだったと言われています。
他にも、多くの歌人や俳人たちが文学を紡いだ石山寺。創作意欲が刺激されること間違いなしの観光スポットです。
また、境内に四季折々の花が咲き誇ることから、「花の寺」としても知られています。
※琵琶湖ホテルのホームページより引用

びわこ大津の三井寺(みいでら)は、天台寺門宗の総本山。正式には園城寺(おんじょうじ)といいます。
平安時代から続く歴史ある名刹で、境内に今も湧き続ける「三井の霊泉」が天皇の産湯に使われ「御井(みい)」と呼ばれたことから、三井寺と名付けられたとされています。
国宝の金堂は、慶長四年(1599年)に豊臣秀吉の正室、北政所によって再建されたものです。
金堂の近くには近江八景「三井の晩鐘」で名高い鐘をつるす鐘楼があります。この鐘は日本三名鐘のうちの1つに数えられるものです。
風情ある三井寺境内は数々の時代劇ロケ地にもなっています。

琵琶湖疏水は明治期に建設された、大津から京都に水を供給する人工運河です。
びわ湖疎水船は、2018年に約70年ぶりに観光船として復活しました。現在、大津市の三井寺から京都東山の蹴上まで約7.8kmの区間を運航しています。
下りルートは大津(三井寺)から山科を経て蹴上までを約55分で結びます。大津から途中の山科まで(約25分)と山科から蹴上まで(約30分)の区間のみ乗船することも可能です。
大津から乗船すると、まず全長2,436mの第一トンネルの中を進みます。四ノ宮舟溜の面影を残す山科乗下船場を過ぎると、諸羽トンネル(520m)を抜け、安朱橋をくぐります。
この辺りは春には桜と菜の花のコラボレーションが見られる花の名所となります。
第二トンネル、第三トンネルを抜けると、レンガ造りの旧御所水道ポンプ室がある蹴上乗下船場に到着です。
各トンネルには明治期の著名な政治家が揮毫した扁額(へんがく)と呼ばれる石の額があり、当時の疎水づくりに込められた偉人の思いを感じることができます(ガイドが解説してくれます)。
春は2月から予約を受け付けますが、すぐに完売するので、予約日をチェックして準備しておく必要があります。
びわ湖疎水船のホームページはこちら

南禅寺順正は、云わずと知れた湯どうふの名店です。
本店では、手入れの行き届いたお庭の景色を眺めながら美味しい湯豆腐がいただけます。
シンプルに湯豆腐を楽しみたい人には「ゆどうふコース」、湯豆腐だけじゃね、という人には「ゆどうふ会席」がおすすめです。
食後には、順正書院のあるお庭の散策など、京都ならではの贅沢な時間が過ごせます。
南禅寺順正のホームページはこちら

京都市の北に位置する、上賀茂(かみがも)神社。正式な名称を「賀茂別雷(かもわけいかづち)神社」といいます。
神社のすぐ側には賀茂川が流れ、神社の裏手には山がそびえるなど、自然豊かな場所にあります。
京都で最も古い神社で、あらゆる災難を除く厄除けの神として信仰されています。
厄除、方除、開運、雷除、災難除、必勝の神様として古くから信仰され、平安時代には「源氏物語」の作者、紫式部も参拝しています。
境内にある片岡社(かたおかのやしろ)は、縁結びの神様として知られています。
紫式部の歌に「ほととぎす声まつほどは片岡のもりのしづくに立ちやぬれまし」(ホトトギス(未来の旦那様)の声を待っている間は、この片岡の社の梢の下に立って、朝露の雫に濡れていましょう)と詠まれています。
十二単姿の姫の絵柄の「片岡絵馬」は女性に人気です。

廬山寺(ろさんじ)は、紫式部の邸宅跡として知られています。
紫式部の代表作「源氏物語」などは、ほとんどこの地で執筆されました。
本堂には源氏物語絵巻や紫式部日記(ともに国宝・複製)、若紫の掛け軸、源氏物語の場面が描かれた貝合わせなど、紫式部や源氏物語にゆかりのある貴重な宝物が展示されています。
物語にちなんだ桔梗のお寺としても有名で、6月~9月初旬には本堂前の「源氏の庭」に紫色の可憐な花が咲きます。
廬山寺のホームページはこちら

京都の中心に位置する京都御苑は、京都御所、仙洞御所を囲む面積約65haの公園で、いつでも自由に入ることができます。
広大な敷地には、江戸時代には二百もの宮家や公家の邸宅が立ち並んでいました。
苑内には約5万本の樹木があり、建礼門前の松林のほか、楠、欅、銀杏や梅、桃、桜など多彩な木々が季節を彩ります。
豊かな自然が残る京都御苑は、市民の憩いの場所として愛されています。
京都市上京区京都御苑3
tel 075(211)6364

京都御苑の西隣、烏丸通りに面した虎屋菓寮(とらやかりょう)は、室町時代に京都で創業された和菓子の老舗、とらやの直営店です。
江戸時代から朝廷ご用達の和菓子店として店を構えていた由緒あるお店です。
開放感あふれる店内では、季節ごとに表情を変える庭や、稲荷社、江戸時代からのお蔵などが眺めながら、上品な和菓子がいただけます。
虎屋菓寮京都一条店のホームページはこちら