この観光プランのおすすめポイント
平安神宮には、谷崎潤一郎の「細雪」にも登場する有名な「八重紅枝垂桜」があります。
見頃は4月上旬~中旬で、濃い紅色の桜の花が鮮やかに咲く姿は一見の価値ありです。
南神苑に一歩足を踏み入れると、天蓋のように空を覆う圧倒的な光景が広がります。
十石舟に乗り込み、平安神宮近くの疏水をのんびり遊覧します。
疏水沿いは桜並木が続き、風情ある京都の春を優雅に楽しめるとあって人気のツアーです。
乗り場(南禅寺舟溜り乗船場)は哲学の道の南端から徒歩15分ほどのところです。
青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)は三千院、妙法院と並び、天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡の一つです。
「門跡寺院」とは、住職が皇室や摂関家によって受け継がれてきた格式高いお寺を指します。
青蓮院門跡の好文亭では、毎年春と秋に特別拝観期間が設けられ、お茶室が一般公開されます。
春は土・日・祝日のみですが、お茶席が初めての方でも気軽に「お茶席」が体験できます。
特別拝観期間
(春)春分の日~5月5日の土・日・祝日
(秋)11月1日~11月30日
特別拝観時間 10:00~15:30
特別拝観料 1,000円(お点前は抹茶、または煎茶、菓子付)
tel 075(561)2345
八坂神社から円山公園を抜けてゆるゆると坂を上っていくと、京都を代表する寺院、清水寺に到着します。
「清水の舞台から飛び降りる」の語源となった本堂の舞台は何回訪れても「あゝ、京都に来たな」という感動を与えてくれます。
平成6年(1994)にユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されました。
京都牛を中心に京野菜など旬の食材をフレンチテイストでいただけるお店です。
広く名の知れたレストラン出身のシェフが織り成す、贅沢なコースがおすすめ♪
本格フレンチを気軽に堪能できる〈季節の大皿コース〉Aコース ¥4,180など、落ち着いた和風の趣の中、手軽なお値段で京都の食材とフレンチのコラボが楽しめます。
祇園ビストロ 丸橋のホームページはこちら
円山公園は八坂神社に隣接し、知恩院や清水寺へもほど近い公園で、大きなしだれ桜が有名です。
しだれ桜の正式名称は「一重白彼岸枝垂桜」と言い、ここでは二代目の桜です。
初代の枝垂桜は昭和22年に樹齢二百年余りで枯死しました。
この桜は、昭和初年に初代の桜の種子から育てられたものが後に寄贈されたものです。
3月末~4月上旬にはかがり火が焚かれ、ライトアップも行われます。
円山公園付近の夕食はこちらがおすすめ。
高台寺は円山公園から清水寺に向かう途中にあります。豊臣秀吉が亡くなった後、その菩提を弔うために北政所(ねね、出家して高台院湖月尼と号す)が慶長11年(1606)に創建し、生涯を過ごしたお寺です。造営に際して、徳川家康からの多大な援助があったといわれています。
桜のライトアップ時期には、方丈前庭の「しだれ桜」がピンク色に染まった姿が闇の中に浮かび上がり、幻想的な世界へ誘います。
境内の桜とともに重文の伽藍や臥龍池(がりょうち)、開山堂などもライトアップされます。
桜のライトアップは3月中旬からゴールデンウィークの期間、日没~21:30まで行われます。
平野神社は珍しい種類の桜が見られることでも有名で、境内には50種約400本の桜があります。
平野神社神門の南側に植えられた早咲きの「魁桜」は平野神社を代表する名桜で、ほんのりと薄紅色したしだれ桜は必見です。
境内には、早咲きから遅咲きまで多くの種類の桜が植えられているため、3月下旬から4月下旬まで約1ヶ月間お花見が楽しめます。
拝殿では、ライトアップ期間に桜コンサートなども開催されます。
金閣寺の西側の衣笠山の裏手、原谷の丘陵地に広がる桜の楽園が原谷苑(はらだにえん)です。
原谷苑は知る人ぞ知る隠れた桜の名所で、4月上旬~下旬の間、公開されます。
北山杉や苗木・植木を育てている農家(村岩農園)が丹精込めて手入れした桜だけに桜の花には勢いがあり、4千坪の敷地は見事なしだれ桜が覆いつくされて桃源郷のようです。
苑には桜のみならず、黄色のレンギョウ、白のユキヤナギ、赤のボケ、ツツジや椿、シャクナゲ、スイセンなどが咲き誇り、訪れた人を楽しませてくれます。
原谷苑では、畑で取れた新鮮な野菜をふんだんに使った昼食がいただけます。
屋内での食事は要予約(tel 075(492)1963)です。
原谷苑のホームページはこちら
仁和寺(にんなじ)は昔から「御室(おむろ)御所」と呼ばれ、代々皇室から住職を迎えた格式高い門跡寺院です。
4月上旬~中旬、広い境内にはソメイヨシノやしだれ桜が競って咲き誇ります。
その中でも「御室桜」と呼ばれる遅咲きの桜の林は有名で、江戸時代から庶民の桜として親しまれ、数多くの和歌に詠われています。
龍安寺は「石庭」が有名なお寺です。
わずか75坪の極端に抽象化された白砂の空間に15個の石を配置した石庭は、何を表現したものなのか、諸説あって未だ解明されていません。
有力な説としては「母虎が3頭の子を連れて川を渡ろうとするとき、1頭のヒョウが現れ母虎が目を離すと子の虎が食べられる。川を渡るにはどうすればよいか。その答えがこの石組みの中にある」といわれています。
「見る人によっていろいろな解釈が生まれてくる」という石庭を前にじっと座り、無心になってみましょう。
龍安寺は1994年、世界遺産に登録されました。