この観光プランのおすすめポイント

大徳寺は、臨済宗大徳寺派の大本山。境内には趣ある庭園を持つ塔頭がいくつもあり、通称「洛北の苔寺」と呼ばれています。
塔頭のひとつ龍源院(りょうげんいん)の方丈の北庭「竜吟庭」は、杉苔が庭一面を覆う見事な苔庭です。
杉苔を大海原に、土塀の前に点在する石組みを陸地に見立てた枯山水は、大徳寺の中でもっとも古い真の禅寺庭園といわれています。
方丈南庭の「一枝担」は白砂で大海を表し、蓬莱山、鶴島、亀島から成る巨石と石組みが絶妙に配されたお庭で、訪れた人を清々しい気分にさせてくれます。
京都市北区紫野大徳寺町53
拝観時間 10:00~16:30(16:00受付終了)
拝観料金 龍源院350円、黄梅院800円
tel 075(491)0019

金閣寺(正式名称:鹿苑寺)は、室町幕府三代将軍の足利義満が西園寺公経から譲り受けた別荘を邸宅にしたのが始まりです。
漆塗りに金箔を張った金閣は、1950年に全焼しましたが、1955年にほぼ焼失前の状態に再建されました。
金閣を中心とした庭園・建築は極楽浄土をこの世に現したもので、義満の死後、遺言により禅寺となりました。
1994年12月、「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されました。

北山の麓の岩倉に位置する実相院は、黒くピカピカに磨き上げられた床に紅葉が映る「床もみじ」が有名ですが、青葉の時期にも濃い緑が映える「床みどり」も清々しい気持ちになれる美しさです。
時が止まったような静けさに包み込まれる見事な借景を堪能しましょう。
※床みどりを含む室内の撮影は禁止されています。

圓光寺は、左京区一乗寺にある臨済宗南禅寺派の寺院です。
「十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)」と呼ばれる池泉回遊式庭園は、牛を追う牧童が禅の悟りにいたる過程を十枚の絵に表した「十牛図」を題材にしています。
本堂からの眺める緑の世界は圧巻で、柱や鴨居を額縁に見立てると絵画のような美しさが際立ちます。
江戸の絵師 円山応挙はたびたび圓光寺を訪れて写生していたといわれ、寺には応挙の筆による「雨竹風竹図屏風」(重要文化財)が所蔵されています。
縁側に座ってじっくりと庭を眺めるのもいいですが、新緑の季節は庭の散策路をゆったりと散歩するのもおすすめです♪
圓光寺のホームページはこちら

京都市左京区一乗寺にある詩仙堂(しせんどう)は、江戸時代の文人・石川丈山の晩年を過ごした山荘跡です。
現在は曹洞宗大本山永平寺の末寺丈山寺となっています。
京都市中にありながら、喧騒から離れた一乗寺界隈の山裾にある詩仙堂は、豊かな自然が残り、四季の移ろいを楽しみながら庭園をゆったりと散策することができます。
庭園には鹿おどしの音が響き、静寂の中に安らぎを感じられます。
詩仙堂は、四季折々の景色や日本ならではの風情が楽しめる場所として、過去には英国王室チャールズ皇太子と故ダイアナ妃が訪れたことでも有名です。