この観光プランのおすすめポイント
京都市の北に位置する、上賀茂神社。正式な名称を「賀茂別雷(かもわけいかづち)神社」といいます。神社のすぐ側には賀茂川が流れ、神社の裏手には山がそびえるなど、自然豊かな場所にあります。
春は境内全体が見事な桜で飾られます。一の鳥居をくぐり、二の鳥居に至るまでの一直線に伸びる参道の脇には、樹齢150年の紅八重しだれの斎王桜が花の枝を広げています。
二の鳥居を入り、立砂(たてずな)が盛られた細殿(重要文化財)を左に進むと「みあれ桜」も赤い花を咲かせています。
龍安寺は「石庭」が有名なお寺です。
わずか75坪の極端に抽象化された白砂の空間に15個の石を配置した石庭は、何を表現したものなのか、諸説あって未だ解明されていません。
有力な説としては「母虎が3頭の子を連れて川を渡ろうとするとき、1頭のヒョウが現れ母虎が目を離すと子の虎が食べられる。川を渡るにはどうすればよいか。その答えがこの石組みの中にある」といわれています。
「見る人によっていろいろな解釈が生まれてくる」という石庭を前にじっと座り、無心になってみましょう。
龍安寺は1994年、世界遺産に登録されました。
仁和寺(にんなじ)は昔から「御室(おむろ)御所」と呼ばれ、代々皇室から住職を迎えた格式高い門跡寺院です。
4月上旬~中旬、広い境内にはソメイヨシノやしだれ桜が競って咲き誇ります。
その中でも「御室桜」と呼ばれる遅咲きの桜の林は有名で、江戸時代から庶民の桜として親しまれ、数多くの和歌に詠われています。
京都の東南部に位置する世界遺産 醍醐寺は、桜の花で有名です。
春の彼岸に憲深林苑で咲き始める、かわづ桜をかわきりに、しだれ、ソメイヨシノ、山桜、八重ザクラ、そして、三宝院の大紅しだれと金堂わきに大山桜が咲き終わるまで約3週間、醍醐寺では様々な桜が咲き誇ります。
慶長3年(1598)の春、豊臣秀吉はここで盛大な花見を行いました。
吉野山には古来桜が多く、シロヤマザクラを中心に約200種3万本の桜が密集しています。
儚げで可憐な山桜が尾根から尾根へ、谷から谷へと山全体を埋め尽くしてゆきます。
シロヤマザクラは下・中・上・奥の4箇所に密集しており、”一目に千本見える豪華さ”という意味で「一目千本」とも言われます。
おのおの下千本(しもせんぼん)、中千本(なかせんぼん)、上千本(かみせんぼん)、奥千本(おくせんぼん)と呼ばれており、例年4月初旬から末にかけて、下→中→上→奥千本と、山下から山上へ順に開花してゆくため、長く見頃が楽しめます。
※吉山観光協会のウェブサイトより引用