この観光プランのおすすめポイント
比叡山延暦寺は、比叡山に広大な寺域を持つ天台宗の総本山です。
奈良時代末期、最澄が比叡山に登り草庵を結んでから、約1,200年もの間、日本の宗教界最高の地位に君臨し、多くの高僧を輩出しています。
杉木立が深く生い茂っている比叡山中の境内は、天台宗修行道場としての威厳に満ちみちた雰囲気が漂っています。
戦国時代に織田信長によって焼き討ちに遭いましたが、豊臣秀吉や徳川家康によって復興しました。
高山寺(こうざんじ)は、京都市の北西にあり、紅葉の名所として名高い高雄山神護寺からさらに奥に入った山中にひっそりと建つ寺院です。
鎌倉時代の華厳宗の僧であった明恵(みょうえ)が開いた寺とされています。
日本最古の漫画とも言われる「鳥獣人物戯画 4巻」が有名で、国宝に指定されています。
鳥獣人物戯画は、平安時代の世相を反映して動物や人物を滑稽におもしろおかしく描いたもので、戯画の集大成と言われています。
石水院(国宝)にはレプリカが展示してあります。
また、高山寺は日本茶発祥の地と言われていて、日本最古の茶園があることでも有名です。
1994年には「古都京都の文化財」のひとつとして世界文化遺産に登録されています。
槙尾山西明寺は、高雄の三尾の古刹のひとつとして知られる真言宗大覚寺派のお寺です。
境内には数百本のイロハモミジ(高雄モミジ)が植えられ、特に本堂西側廊下から眺める色とりどりの紅葉は格別です。
本堂は元禄十三年(1700年)に桂昌院の寄進によって再建された建物です。
堂内には、本尊の釈迦如来像(重要文化財)や千手観世音菩薩像(重要文化財)、愛染明王像など多数の仏像が安置されています。
神護寺は近くにある高山寺(世界遺産)と西明寺と合わせて「三尾(さんび)の名刹」と呼ばれています。
京都で一足早く見られる紅葉の名所で、見ごろとなる11月中旬、特にライトアップ時期は多くの人でにぎわいます。
いずれの寺院も歩いて行ける距離にありますので、それぞれの寺院を散策して高雄のもみじを存分に楽しみましょう。
神護寺の参道すぐそばを流れる清滝川にかかる高雄橋から見下ろす錦雲峡(きんうんきょう)は紅葉の絶景スポット。
石段を上っていくと、両側に真っ赤な紅葉が張り出していて、紅葉の名所であることがわかります。
紅葉でその名が知られる高雄は四季折々の自然の美しさを堪能できる景勝の地です。
夏は京都市内より気温が3℃~5℃低いという涼が感じられる別天地。
もみぢ家は、高雄の老舗の料理旅館。
専用の吊り橋を渡ると清滝川の清流に張り出して作られた川床があり、せせらぎの音につつまれながら炭火で焼く鮎などの川床料理が楽しめます。
京都高雄 もみぢ家のホームページはこちら
化野(あだしの)念仏寺は、弘法大師空海が建立したとされるお寺です。
建立当初は五智山如来寺(ごちざんにょらいじ)という名の真言宗のお寺でしたが、鎌倉時代に浄土宗の開祖である法然上人が念仏道場としたことから、人々に「化野念仏寺」と呼ばれるようになりました。
時代を経るにつれ、無縁仏となった石仏は、明治時代に地元の人々の協力のもと、整備され祀られるようになりました。
嵐電嵐山駅から天龍寺に向かって右脇の小道を進み、風情ある竹林を抜けると、常寂光寺に到着します。境内は小倉山の麓から中腹まで広がり、紅葉の時期は境内全体が鮮やかな紅葉で彩られます。
本堂へと石段を上っていくと、やがて紅葉に囲まれて立つ多宝塔(重要文化財)が姿を現します。ここから眼下に嵯峨野を一望できます。
竹林の小径(こみち)は、修善寺温泉の中心部を流れる桂川に沿う遊歩道で、桂橋から滝下橋まで約400m続く散歩道。
道の左右に高く伸びた竹林が続き、京都の風情を感じられる。
途中には、茶処や昔懐かしい火の見櫓、和風ギャラリーがあり、散策にピッタリ。
また、時期によってはライトアップされ、温泉街の夜の散策を楽しめます。
渡月橋(とげつきょう)は嵐山の観光の中心で、桂川(かつらがわ)に架かる全長155mの橋です。
渡月橋から見る景色は、いつ訪れても京都ならではの四季を感じることのできる美しさを誇ります。
渡月橋周辺の嵐山・嵯峨野は京都でも名所・見所の多い風雅なエリアです。
天龍寺や宝厳院、常寂光寺、祇王寺など紅葉の名所をめぐって京都の秋の風情を楽しみましょう。
鞍馬寺は、源義経がまだ牛若丸と呼ばれていた幼少の頃に修行をした場所として知られています。
また、鞍馬寺はパワースポットとしても有名です。
本殿金堂の前には、三角形の石が並べられた六芒星が描かれています。金剛床と呼ばれ、宇宙エネルギーを受け取ることができる場所といわれています。
鞍馬山には古くから天狗が住んでいるといわれ、鞍馬駅の目の前には、大きな鞍馬天狗がシンボルとして立っています。
貴船神社は京都の奥座敷、貴船山の麓に佇む神社で、古くから水の供給を司る神様を祀る神社として、信仰を集めてきました。
歴代の朝廷からの信仰も厚く、嵯峨天皇が生馬を捧げて雨乞いを祈願したことから、絵馬の発祥になったとも言われています。
また、本宮から奥宮へ向かう途中にある中宮は「結社(ゆいのやしろ)」と呼ばれ、縁結びのお社として知られています。
貴船神社の紅葉は、11月中旬~下旬。緑色・黄色・赤色のコントラストが美しいと人気のスポットです。
大原三千院は、京阪電車の出町柳駅から京都バスで北へ約30分のところにあります。
里山の風景が広がるのどかな場所に、いくつかの寺院が高台にそびえ立っています。
境内には、豊臣秀吉の建立と伝える客殿や宸殿が建ち、有清園・聚碧園と呼ばれる二つの美しい庭園があります。
紅葉の時期には、宸殿から往生極楽院に通じる瑠璃光庭の鮮やかな青苔と紅葉したカエデの鮮やかな色のコントラストが美しく、見る人を魅了します。
大原の散策には、JR東海の大原エリアのマップも参考にしてください。