この観光プランのおすすめポイント
銘茶の産地として有名な宇治は、平安時代には貴族の別荘地でした。
世界遺産の平等院は、光源氏のモデルと云われる源融(みなもとのとおる)の別荘跡地がお寺に改められたものです。
鳳凰堂と呼ばれる阿弥陀堂は、1053年につくられ、堂内には、平安時代の最高の仏師定朝によって制作された阿弥陀如来坐像が安置されました。
当時は、末法思想が貴族や僧侶らの心をとらえ、極楽往生を願う浄土信仰が社会の各層に広く流行していました。鳳凰堂は、極楽浄土をこの世に出現させたところとして、信仰を集めました。
鳳凰堂は10円硬貨、屋根上の鳳凰は一万円札の図柄としても知られています。
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世界文化遺産に登録された真言宗総本山「東寺」。
平安京造営時に国家鎮護のために創建され、徳川三代将軍家光が再建した五重塔(国宝)は、高さ約55mで日本一高い木造塔です。
春の桜のシーズンに合わせて、境内のライトアップと金堂と講堂の夜間特別拝観が行われます。
秋のライトアップでは200本もの紅葉や金堂(国宝)、講堂(重文)が幻想的に照らし出され、五重塔周辺が紅に染まって瓢箪池に映りこむ絶景が堪能できます。
夜間拝観開催期間 11月上旬~12月上旬
吉野山は、高野山や熊野参詣道と並んで、山全体が世界遺産に認定されています。
麓から順に、「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」の4つにエリアに分かれ、歴史・文化的価値の高い社寺や遺跡が点在しています。
吉野山の紅葉の見頃は、例年10月下旬から12月上旬。谷や尾根を埋め尽くす壮大な紅葉と歴史散策を堪能しましょう。
飛鳥の東方にそびえる多武峰(とうのみね)の山中にたたずむ談山(たんざん)神社。
大化改新談合の地として知られ、藤原鎌足公が祀られています。
中大兄皇子とこの山で国家改新の密談を交わしたことから、「談い(かたらい)山」と呼ばれ、これが社名の起こりとなっています。
境内には桜とカエデが豊かで、春は桜、初夏は新緑、紅葉に染まる秋と季節ごとに素晴しく、「関西の日光」といわれるほどの美しさです。
※近鉄電車「奈良しあわせ散歩」より引用